公認会計士試験の日程は、例年同じようなスケジュールで実施されています。
ここでは、2023年(令和5年)・2024年(令和6年)実施予定である公認会計士試験の短答式と論文式の日程を紹介。
公認会計士の試験を受ける予定の方は、参考にしてみて下さい。
例年の公認会計士試験の日程と合格発表までの流れ
公認会計士試験のスケジュールは、金融庁の公認会計士・監査審査会のホームページで公表されます。
この記事では、まず例年の公認会計士試験の施行告知~合格発表までの流れと、最新スケジュール2023年・2024年の試験日程について紹介します。
公認会計士試験の例年の試験日程
公認会計士試験は、短答式試験と論文式試験のステップに分かれています。
そのうち、短答式試験は年に2回行われ、第Ⅰ回短答式試験と第Ⅱ回短答式試験に分けて行われます。
第Ⅰ回、第Ⅱ回のどちらに出願しても問題ないですが、第Ⅱ回短答式試験を受験する場合は次のステップの論文式試験日まで3ヶ月ほどしか間がありません。
公認会計士試験の施行公告は、前年の6月中旬に発表され、概ね下記の表の日程で試験が実施されます。
受験願書受付 | 試験日 | 合格発表 | |
---|---|---|---|
第Ⅰ回 短答式試験 |
8月下旬 ~ 9月中旬 |
12月上旬 | 1月中旬 |
第Ⅱ回 短答式試験 |
2月上旬 ~ 2月下旬 |
5月下旬 | 6月下旬 |
論文式試験 | -(※) | 8月下旬 | 11月中旬 |
※過年度に短答式試験に合格している人(短答式試験免除者)は、第Ⅱ回短答式試験の願書受付の際に願書の出願が必要。
その年の第Ⅰ回短答式試験に合格している人は、短答式試験の際の受験票で受験可能。
受験願書の出願はインターネット、郵送の2つの方法がありますが、インターネットの場合は郵送での出願よりも1週間ほど締め切り日が早いので、期限に気をつけて出願するようにしましょう。
【2023年(令和5年)】公認会計士試験の実施日程
短答式試験の受験出願期間・試験日・合格発表
2023年(令和5年)の公認会計士短答式試験のスケジュールは下表のとおりです。
第Ⅰ回 短答式試験 |
第Ⅱ回 短答式試験 |
|
---|---|---|
受験願書 配布期間 |
2022年8月8日 ~ 2022年9月9日 |
2023年1月13日 ~ 2023年2月17日 |
受験願書 受付期間 |
2022年8月26日 ~ 2022年9月9日 (インターネット出願は 2022年9月15日まで) |
2023年2月6日 ~ 2023年2月17日 (インターネット出願は 2023年2月27日まで) |
試験期日 | 2022年12月11日 | 2023年5月28日 |
合格発表(予定) | 2023年1月20日 | 2023年6月23日 |
論文式試験の受験出願期間・試験日・合格発表
2023年(令和5年)の公認会計士論文式試験のスケジュールは下表のとおりです。
論文式試験 | |
---|---|
受験願書 配布期間 |
– |
受験願書 受付期間 |
– |
試験期日 | 2023年8月18日 ~ 2023年8月20日 |
合格発表(予定) | 2023年11月17日 |
【2024年(令和6年)】公認会計士試験の実施日程(※案)
短答式試験の受験出願期間・試験日・合格発表
2024年(令和6年)の公認会計士短答式試験のスケジュールは下表のとおりです。
なお、執筆時点では短答試験実施日程(案)として公表されており、具体的な日程は、2023年(令和5年)6月に公表予定となっている。
詳細は、公認会計士試験の実施主体である公認会計士・監査審査会のHPでご確認ください。
第Ⅰ回短答式試験 | 第Ⅱ会短答式試験 | |
---|---|---|
受験願書 配布期間 |
2023年8月7日 ~ 2023年9月8日 |
2024年1月中旬 ~ 2024年2月中旬 |
受験願書 受付期間 |
2023年8月25日 ~ 2023年9月8日 (インターネット出願は 2023年9月14日まで) |
2024年2月上旬 ~ 2024年2月中旬 (インターネット出願は 2024年2月下旬まで) |
試験期日 | 2023年12月10日 | 2024年5月26日 |
合格発表 | 2024年1月中旬 | 2024年6月下旬 |
論文式試験の受験出願期間・試験日・合格発表
2024年(令和6年)の公認会計士論文式試験のスケジュールは下表のとおりです。
なお、執筆時点では論文試験実施日程(案)として公表されており、具体的な日程は、2023年(令和5年)6月に公表予定となっている。
詳細は、公認会計士試験の実施主体である公認会計士・監査審査会のHPでご確認ください。
論文式試験 | |
---|---|
受験願書 配布期間 |
– |
受験願書 受付期間 |
– |
試験期日 | 2024年8月16日 ~ 2024年8月18日 |
合格発表 | 2024年11月中旬 |
全国の試験会場
公認会計士試験の受験会場は、11都道府県(北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県、沖縄県)及びその他公認会計士・監査審査会の指定する場所で実施されます。
なお、受験者は、試験地を11都道府県の中から自由に選ぶことができます。
具体的には、公認会計士試験の受験希望者は、希望する試験地を管轄する財務局等に受験願書を提出することで、その試験地で試験を受験することができるのです。
試験会場に差はある?
試験を実施するにあたっては、受験生間での公平性は最も重要なポイントですので、試験会場ごとに差が出ないように細心の注意が払われています。
しかしながら、皆さんご経験あることと思われますが、生活音や気温や室温、机やイスの質など、避けようもない差はどうしてもでてきてしまいます。
人生をかけた試験ですので、受験生はとても真剣です。
そのため、受験生によっては人の少ない試験場を選択することで、試験に万全を期す人もいます。
例えば、関東財務局(試験地は東京都)や近畿財務局(試験地は大阪府)では、他の財務局と比べて圧倒的に受験者数が多いため、自宅から試験場まで多少遠方となったとしても、受験者数の少ない財務局で受験する人もいます。
(例)2023年(令和5年)第Ⅰ回短答式試験の試験場
例として、2023年(令和5年)第Ⅰ回短答式試験の各管轄財務局毎の試験会場を掲載しています。
管轄財務局 | 都道府県 | 試験会場 |
---|---|---|
関東財務局 | 東京 | ①慶応義塾大学(日吉キャンパス) 、②青山学院大学(青山キャンパス) |
近畿財務局 | 大阪 | 関西大学(千里山キャンパス) |
北海道財務局 | 北海道 | ①北海道経済センター ②札幌第1合同庁舎 |
東北財務局 | 宮城 | 東北学院大学(土桶キャンパス) |
東海財務局 | 愛知 | TKP名鉄名古屋駅 カンファレンスセンター |
北陸財務局 | 石川 | 学校法人豊穣学園 金沢医療技術専門学校 |
中国財務局 | 広島 | 広島工業大学専門学校 |
四国財務局 | 香川 | 高松サンポート合同庁舎 |
九州財務局 | 熊本 | 熊本地方合同庁舎 |
福岡財務支局 | 福岡 | 西南大学(中央キャンパス) |
沖縄総合事務局 | 沖縄 | 那覇第2地方合同庁舎 |
まとめ
本記事では、2023年(令和5年)及び2024年(令和6年)の公認会計士試験(短答・論文)の日程や出願期間、合格発表日などをご紹介させて頂きました。
また、公認会計士試験の試験会場についても各管轄財務局毎に全国15前後の試験会場で実施されていることをご紹介しました。
公認会計士試験(短答・論文)の受験にあたっては、試験の実施主体である公認会計士・監査審査会のHPの公式情報を確認し万全の状態で試験本番に臨み、合格されることを祈っています。