東京の公認会計士専門学校・予備校をおすすめランキングで解説
公認会計士は、国家試験と2年以上の実務経験などを経て資格が与えられる会計のエキスパート。
試験の合格率は10%程度という難関です。
独学で合格できるほど甘くはないので、公認会計士専門学校や資格予備校で学ぶのが一般的です。
ここでは東京で公認会計士試験に挑戦する方のために、東京に校舎がある合格実績豊富な公認会計士専門学校と資格予備校を紹介していきます。
東京の公認会計士事情
公認会計士数は東京がNo.1
公認会計士の数は全国に33,200名いますが、最も多いのは東京で19,472名となっています。
次に多いのが近畿(大阪、奈良、和歌山の3府県)の3,711名です(日本公認会計士協会・2022年4月30日現在)。
この差を見ると東京の公認会計士数がどれだけ多いか理解できるでしょう。
これは、やはり東京は上場企業数が圧倒的に多く、それに比例する形で公認会計士も東京に集中している状況を表しています。
ここでポイントとなるのは、公認会計士の数が多い東京は競争が激しいというわけではなく、それだけ需要もあるということ。
公認会計士の数が多いということは、それほど活躍の場がありキャリア形成の環境や選択肢においても他の地域より恵まれている証です。
実際、公認会計士試験合格後に東京に出てきて就職する人も多くいます。
また、どうせ試験合格後に東京で就職するなら、試験勉強をする段階から東京の専門学校で学ぶという方法を取る人もいます。
というのも、公認会計士専門学校では定期的に監査法人見学ツアーや説明会などのイベントを開催していて、受験対策から就職までのスケジュールを考えやすいからです。
情報をいち早く入手できるのはもちろんのこと、実際に監査法人へ足を運んだり現役の公認会計士から話を聞くことで学習のモチベーションアップにもつながることはいうまでもありません。
2021年度公認会計士試験の受験状況
短答式試験は年2回、論文式試験は年1回実施されます(試験日程の詳細は後述)。
ところが、2021年度はコロナ禍の影響で短答式は年1回になり、論文式も例年なら3日間に渡って行われるのが2日間に短縮されるという状況でした。
大幅な日程変更のため出願者数は減少するのではと思われましたが、下表に示したように2021年度は出願者数も合格者数も増加しています。
合格率はこれまで10%台で推移してきましたが、9%台にダウンしています。ただし、この合格率は願書提出者を分母に、論文式試験合格者を分子にして割り出したものです。
「願書提出者」には、欠席者も含まれているため、実質的な合格率はこれよりも数ポイント高くなるので、これまでとあまり差はないと考えられます。
いずれにしても10%前後というのは合格するのが10人に1人ですから、公認会計士試験は非常に難易度が高いことがわかります。
公認会計士試験の出願者数・合格者数推移
区分 | 2019年 | 2020年度 | 2021年度 |
---|---|---|---|
願書提出者数(a) | 12,532人 | 13,231人 | 14,192人 |
論文式試験受験者数 | 3,792名 | 3,719名 | 3,992名 |
最終合格者数(b) | 1,337名 | 1,335名 | 1,360名 |
合格率(b÷a) | 10.7% | 10.1% | 9.6% |
(出典:公認会計士・監査審査会HP)
公認会計士試験合格者ランキングでは東京の大学が上位独占
公認会計士試験の合格者層は、年齢で最も多いのが20~25歳で、職業(属性)では大学在学生(短大を含む)となっています。
大学は上位5校が全て東京の大学で、特に早慶や東大は毎年多くの合格者を輩出しています。
東京の大学で合格者数が多い理由としては、キャンパス近くに公認会計士専門学校が開設されていることがあげられます。
オフィス街や主要ターミナルから離れているため、専門学校の利用者は近くの大学生がほとんどで、勉強に集中しやすい環境です。
また、通学に無駄な時間をかける必要がなく、学校生活と両立しやすいというメリットもあります。
2021年度公認会計士試験合格者数トップ5
順位 | エリア | 大学名 | 合格者数 |
---|---|---|---|
1位 | 東京 | 慶応義塾大学 | 178名 |
2位 | 東京 | 早稲田大学 | 126名 |
3位 | 東京 | 明治大学 | 72名 |
4位 | 東京 | 中央大学 | 65名 |
5位 | 東京 | 東京大学 | 58名 |
圧倒的な合格実績を誇る慶應義塾大学
慶應義塾大学が公認会計士試験に強いのはここ最近の話ではなく、47年連続で合格者数1位という、圧倒的な強さを誇っています。
トップの座を守り続ける要因の1つに、公認会計士として活躍しているOB・OGで組織されている「公認会計士三田会」の存在があります。
三田会では次の会計士誕生を後押ししており、その援助を受けた後輩が同様に後輩をサポートするという好循環が生み出されているのです。
今では公認会計士になりたいがために慶應義塾大学を志望する生徒も増えているといわれます。
中央大学も公認会計士に強い
公認会計士試験に強い学校といえば中央大学にも注目です。
2021年度の合格者数は第4位ですが、2016年度は慶応に次いで第2位にランキングされています。
この強さの秘密は、大学内に「中央大学経理研究所」が設けられていること。
経理研究所には公認会計士講座があり、1年生から受講して3年生の8月に論文試験合格を目指すカリキュラムが組まれています。
他の大学であれば、大学で通常の授業を受けながら公認会計士専門学校に通う「ダブルスクール」で合格を目指すのが一般的ですが、中央大学の場合は「学内ダブルスクール」ですから、通学時間も交通費も不要です。そのうえ、学費の一部は大学が補助するという実に恵まれた学習環境にあります。
公認会計士試験の受験資格と実施期間
公認会計士試験の受験資格は、年齢や学歴などに制限がありません。誰でも受験可能で、高校生でも社会人でも受けることができます。
公認会計士試験は、短答式試験と論文式試験に分かれており、短答式試験に合格した人が論文式試験に進む2段階方式です。
短答式試験
試験日程 | 第1回:12月上旬の日曜日、第2回:翌5月下旬の日曜日 |
---|---|
受験科目 | 財務会計論(簿記・財務諸表論)、管理会計論、監査論、企業法の4科目 |
試験方式 | マークシート方式による択一式試験 |
試験免除制度 | 短答式は一括合格制で、合格すればその後の論文式試験に落ちた場合、2年間は短答式試験が免除 |
論文式試験
試験日程 | 8月下旬の3日間 |
---|---|
受験科目 | 会計学(財務会計論・管理会計論)・監査論・企業法・租税法の4科目が必須。経営学・経済学・民法・統計学の中から1科目を選択し、計5科目を受験 |
試験方式 | 記述試験 |
合格基準 | 総合点で52%以上、公認会計士・監査審査会が相当と認めた得点比率で合否判定(※1科目でも得点比率が40%に満たない場合には不合格となることもあり) |
一部科目免除 | 一部の科目が公認会計士・監査審査会が相当と認める成績を納めている場合は、申請することによってその科目は2年間免除 |
なお、論文式の受験は3回まで認められており、3回落ちてしまうと短答式試験から受け直す必要があります。
公認会計士試験にはこのような免除制度が設けられているので、数年かけて計画的に合格を目指す方が少なくありません。
独学で公認会計士試験合格が難しい理由
公認会計士試験に独学で挑みたいと思う方もいるかもしれません。
しかし、簿記1級程度の知識と実務経験もある方は別として、簿記初学者が独学で合格はまず不可能です。
その主な理由をあげてみましょう。
出題範囲が膨大で難易度も高い
短答式と論文式の試験科目を合わせると9科目もあり、範囲は広く、内容も大学修了レベルの難問が含まれています。
独学となれば自分一人で専門書を読み解き、重要論点を拾い、知識として習得しなければならないわけですが、それができる人間はそういません。
誰かに聞きたくてもそれができない環境にあるため、押さえるべきポイントがわからず、無駄な努力をしてしまいがちな点が独学の最大のデメリットと言えます。
試験用のテキストが市販されていない
公認会計士試験のためのテキストは市販されていません。
あるとしても試験に出る論点を網羅したテキストは見当たりません。
宅建やFP用のテキストは市販されているのに公認会計士のそれがないのは、独学で公認会計士試験を受けようとする人が少ないからとも言われています。
毎年のように法改訂などがある
公認会計士試験の出題科目である会計学や企業法並びに税法などは毎年のように法改訂が行われています。
令和2年は監査論が改訂されました。
公認会計士専門学校であればすぐに情報提供してくれるので安心ですが、独学の場合は、どこがどのように改訂され、いつから施行されるのかを把握しなければならず、かなり難しい作業になります。
特に日本の会計基準が国際会計基準に移行中の現時点においては、頻繁に改正が実施されており、独学では非常に学習効率が悪くなります。
公認会計士専門学校・予備校を選ぶポイントは?
公認会計士の専門学校には、文部科学省または都道府県の定める基準を満たした「認可校」と、満たしていない「無認可校」があります。
認可校は「専門学校」という名称が使われ、無認可校は「資格予備校」という名称が使われることが多いものです。
無認可校だから講義やサービスの質が劣るといった違いはなく、双方にメリット・デメリットがあります。
どちらにせよ、公認会計士の学校を選ぶ際のポイントは費用、通いやすさ、合格実績の3点です。
費用面に関しては、資格予備校よりも公認会計士専門学校の方が高くなる傾向にあります。
中でも公認会計士専門学校の全日制のコースは100万円近い学費がかかる学校も。
できるだけ費用を抑えたい場合は、公認会計士専門学校の短期集中コースやWeb通信、夜間コースなどがおすすめです。
次に、通いやすさも大きなポイントです。
社会人は仕事をしながら公認会計士専門学校または資格予備校に通うことになります。
そうなると、職場から近いところに校舎のある公認会計士専門学校や、夜間コース・Web通信コースを設けている資格予備校が都合がよいでしょう。
公認会計士試験の勉強は肉体的・精神的に負担がかかるので、電車のラッシュ時のストレスなどは避けたいものです。
最後に、合格実績です。
各公認会計士専門学校や資格予備校では、合格実績を公式ホームページで公開しています。
受講生の多い公認会計士専門学校や予備校であれば当然合格者数は多くなりますが、重要なのは受講生に対する合格者の割合=合格率です。
たくさんの受講生がいても、その大半が落ちている場合は意味がありません。
反対に、少ない受講生でも合格率が高ければ質の良い専門学校と言えます。
公認会計士専門学校や資格予備校を選ぶ際は費用に注目しがちですが、通いやすさや合格実績にもしっかり目を向けるようにしましょう。
東京でおすすめ!公認会計士専門学校ランキング
1位:大原簿記学校
毎年変化する公認会計士試験の傾向を徹底的に分析して作成したオリジナル教材を用い、基礎から丁寧に指導します。
公認会計士コースは修業年限2年制と4年制があります。大原は運動部や文化部など部活動も充実しており、野球部などは全国大会を目指しているほどです。
2位:東京CPA会計学院
CPAには全講師が責任をもって作成したオリジナルテキストがあるのに、授業はテキストを使わずに講義中心に進められます。
その理由は暗記型学習ではなく、「考える学習」を実践するためですが、どの講師も講義の質に絶対的な自信があるからこそ可能な授業スタイルです。
東京CPA会計学院の詳細はこちら東京CPA会計学院の詳細はこちら
3位:東京ITプログラミング&会計専門学校
クラスを6~8人のグループに分けたゼミ学習方式。修業年限は2年制と3年制があります。
ディスカッションしながら楽しく学ぶことで難問にぶつかってもあきらめない精神力と、本質を理解できる確かな学力を身につけていきます。総合体育際や学園祭などキャンパスイベントも盛りだくさんです。
公認会計士専門学校がおすすめの方
専門学校は、学校教育法に基づいて設立された教育施設です。授業時間や修業年限などに規定があるため、だれにでも向いているというわけではありません。公認会計士専門学校が向く人は下記のような方です。
昼間部に通える方
専門学校でも夜間部を設けることはできますが、大原簿記学校や東京CPA会計学院などは昼間部のみです。
「公認会計士になりたい」という目的が定まっていて、試験勉強に専念したい方向きです。
学歴が欲しい方
専門学校を修了すると次のような称号が付与されます。
修業年限2年を修了:「専門士」の称号が付与される。短期大学卒業と同等の学歴とみなされ、4年制大学への編入も可能。
修業年限4年を修了:「高度専門士」の称号を付与される。大学卒業と同等の学歴とみなされ、大学院への進学が可能。
専門士や高度専門士の称号を持っていれば、就活する際の履歴書に記載することができます。
資格予備校の場合は、予備校に通っていた期間はブランク(無職)になるので、その点が専門学校と予備校の大きな違いと言えます。
専門学校のきめ細かいサポートを受けたい方
専門学校は講師と生徒の距離が近いので、大学の教授や講師からは受けられないきめ細かいサポートを受けることができます。
授業後の個別指導や習熟度に合わせた学習戦略のアドバイスはもちろん、論文式の受験対策では書いたことが伝わるかどうかを講師が添削します。
この添削は合格の決め手となるといわれるほど重要ポイントです。
資格予備校がおすすめの方
無認可の予備校は、授業時間や就業時間に規制がないので、1年コース、1.5年コース、2年コースなどがあります。
また、校舎に関する規制もないため、アクセスのよい駅周辺のテナントビルに教室を開設している予備校がたくさんあります。
公認会計士の資格予備校は次のような方に向いています。
大学生でダブルスクールを希望の方
昼間は大学に通い、夜は資格予備校に通うダブルスクールは、公認会計士試験を目指す大学生の間では一般的になっています。
この場合、2年生の5月に短答式合格、翌3年の8月に論文式合格という目標を立ててスタートするケースが多く見られます。
勉強の費用負担を軽減したい方
学費は、公認会計士専門学校より資格予備校のほうが低額に設定される傾向があります。
資格予備校でも通学制よりオンライン通信講座が安くなっています。
ただし、オンライン講座でも双方向型のライブ授業は、1対1の個別指導になるため料金が安くなることはありません。
教室での対面授業と同額のところがほとんどです。費用を安く抑えたい場合は、次に説明するweb通信かDVD通信講座をおすすめします。
通信制を受講して資格取得を目指したい方
2022年の合格者層の中で会社員が111人、全体の8.2%を占めています。
予備校の夜間部に通う時間もないという会社員や、近くに公認会計士専門学校・予備校がないという方は、web通信やDVD通信を利用しています。
Web通信は、インターネット環境が整っていればいつでもどこでもスマホやタブレットでも受講可能。
質問があれば質問メール画面を表示できるようになっているのですぐ解決することができます。
DVD通信は、授業を収録した動画をDVDプレーヤーで再生して試聴する形態。わからないところは繰り返し見ることができ、動画をいつまでも保存できる点がメリットです。
公認会計士専門学校・予備校の合格実績を比較!
ここでは、実際に東京にある公認会計士専門学校・予備校の2021年試験合格実績で比較してみました。
合格実績が多いとそれだけノウハウや情報量が豊富な証拠となります。
公認会計士専門学校・予備校選びの参考基準として有効活用できるので、ぜひ確認してみましょう。
学校名 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
---|---|---|---|
資格の大原 (社会人) |
360 | 345 | 418 |
資格の大原 (専門課程) |
37 | 54 | 52 |
TAC | 289 | 401 | 260 |
CPA会計学院 | 510 | 359 | 357 |
上記、大原については、社会人講座「資格の大原」と公認会計士専門学校「大原学園」で分けて集計しました。
直近2021年度の試験合格実績から見るとCPA会計学院が最も合格者数が多いことが分ります。
ただし、CPA会計学院は早慶の受講生が多いことで有名なため、自ずと優秀な受講生が集まりやすく、その分合格者数も多くなるという傾向があります。
以前はTACが公認会計士専門学校・予備校の中では合格実績がトップでしたが、最近は大原のほうが合格者数が多い傾向になります(2020年除く)。
ただし、1300名程度の試験合格者数を考えると、TACの合格実績も十分高いと言えます。
あとは、学習環境や教材の質などで自分との相性を比較し選ぶと良いでしょう。
それでも東京の公認会計士専門学校・予備校選びに迷うという方は次のおすすめランキングを参考にしてみて下さい。
東京でおすすめ!資格予備校ランキング
合格実績だけでなく、評判や学習環境を含めて東京でおすすめの公認会計士専門学校をTOP3で紹介。
1位:資格の大原
近年は合格者数でTACを抜くことが多い大原。
大原とTACで迷う受験生が非常に多いですが、直近の実績を考慮すると大原がおすすめになるかもしれません。
TACよりも学習する範囲が狭い分、効率よく勉強できるのが特徴です。
大原のほうが学校という雰囲気があり、面倒見の良い印象があり、教材も分かりやすいです。
長年の合格実績と、TACよりも今勢いがあるため、1位にランクインしました。
2位:資格の学校TAC
合格者累計実績は新試験制度が始まった2016年以降で9,307名とまだまだ公認会計士試験では実力ある資格予備校の1つ。
全国各地に校舎を設置しており、誰でも受講しやすい環境が魅力です。
東京も主要駅やターミナル駅近くに校舎を設置しており、大学や仕事終わりでも通いやすくておすすめ。
特に東京駅八重洲口側に校舎があるので、社会人で通いやすい人は多いかもしれません。
近年は、大原やCPA会計学院に合格者数では劣っていますが、合格できるだけの実力を習得することは十分可能です。
また、何と言ってもTACは講師陣が公認会計士試験合格者。
実体験や実務経験など貴重なアドバイスをもらえることで、モチベーション維持につながると評判です。
3位: CPA会計学院
CPA会計学院は、2021年度の公認会計士試験合格者数No.1で、合格率は3割超と大きな実績を残しています。
合格者数比較のパートでも紹介しましたが、早慶のキャンパス近くに校舎を展開し、合格者数を伸ばしていることで有名。
したがって、早慶の学生には特におすすめの資格予備校です。
近年は公認会計士試験業界で有名な講師を他校から引き抜いたことでも話題となりましたが、それだけ学習の質が上がっています。
最近の合格実績を見ると、早慶以外の東京の受講生にも候補になり得る存在となっています。
公認会計士になるためにかかる費用の目安
専門学校の学費 | 筆記試験対策 | 70万円~200万円 |
---|---|---|
修了考査対策 | 15万円 | |
受験料 | 筆記試験 | 19,500円 |
修了考査 | 28,000円 |
公認会計士専門学校の学費は、全日制か社会人講座か、授業時間数や専門学校のコースによっても大きく異なりますが、およそ70万円から200万円ほどかかります。
なるべく出費は抑えたいと思う方も多いかもしれませんが、公認会計士試験の難易度は非常に高いため、専門学校の学費の安さよりも合格できる環境にこだわる選び方がおすすめです。
また、公認会計士になるために必要なことは、公認会計士試験の突破だけではありません。
試験合格後、監査法人や企業で実務経験を積みながら所定の機関で研修も受け、最後に「修了考査」を受けなければなりません。
修了考査は合格率70%程度で推移しており、独学で突破する人もいるものの、公認会計士専門学校や資格予備校で対策講座を受ける方も少なくありません。
実際、公認会計士専門学校や予備校の中でも修了考査の講座で有名な大原とTACでは、150,000円ほどで対策講座が開講されています。
なお、監査法人によっては、修了考査の受験料や公認会計士専門学校・資格予備校の学費を負担してサポートしてくれるところもあるようです。
公認会計士専門学校一覧
全日制で圧倒的な学習時間ときめ細かいサポートで合格を目指せる公認会計士専門学校。
東京都内でおすすめの公認会計士専門学校をまとめてみましょう。
大原簿記学校
特徴 | 合格ノウハウの詰まったオリジナル教材とプロ講師の徹底指導で短期合格を実現 |
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設置校舎 | 水道橋校、立川校、町田校 |
東京CPA会計学院
特徴 | 合格者の体験談に「テキストを使わない授業は、テキストを使った授業よりも集中できた」という声が多い |
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設置校舎 | 東京本校(中野) |
東京ITプログラミング&会計専門学校
特徴 | 大学中退、社会人、フリーターから入学し、公認会計士の資格を取って再スタートする人が多い専門学校 |
---|---|
設置校舎 | 水道橋校、立川校、町田校 |
資格予備校一覧
大学生や社会人でも空いた時間を活用して効率よく勉強できるのが資格予備校の公認会計士講座。
東京でおすすめの資格予備校として下記の6校が挙げられます。
TAC
学校名 | TAC |
---|---|
特徴 | 「公認会計士試験を目指すならTAC」と言われるほど実績豊富な大手予備校。講師全員が公認会計士試験合格者。 |
設置校舎 | 水道橋、新宿、早稲田、渋谷、池袋、八重洲、立川、中大駅前、町田 |
資格の大原
特徴 | 社会人講座は「一発合格主義」をモットーに、1つ1つのハードルをクリアできるようにプロ講師が徹底指導。 |
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設置校舎 | 水道橋校、池袋校、早稲田校、新宿校、町田校、立川校 |
CPA会計学院
特徴 | 慶応や早稲田の大学生がダブルスクールとして通うケースが多いことから合格率が高い予備校として有名に |
---|---|
設置校舎 | 水道橋校、早稲田校 |
クレアール
特徴 | 「合格するのに満点を取る必要はない」と考え、出題頻度の多い問題に絞って学習する「非常識合格法」で有名な通信制予備校 |
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設置校舎 | 本館(水道橋) |
ICOライセンススクール
特徴 | 通学制・通信制合わせて150人までという徹底した少人数制。口コミで知名度が広がりつつある予備校で、初学者向けコースが人気 |
---|---|
設置校舎 | 千代田区西神田 |
LEC東京リーガルマインド
特徴 | 予備校大手で、受講料が安く短答式試験に特化した講座が特色。スマホで受講できるなど通信講座も充実 |
---|---|
設置校舎 | 水道橋本校、池袋本校、新宿エルタワー本校、早稲田本校、渋谷駅前本校、立川本校、中野本校、町田本校、新橋本校、東京八重洲口校、日本橋校、新宿三丁目駅前校 |
東京でおすすめの公認会計士専門学校・予備校ランキングまとめ
2021年度はコロナ禍という厳しい状況下での受験でした。
合格者の体験談に「自己管理が大変だったが、公認会計士専門学校に在籍していたので、その学校のカリキュラムをきちんとこなせば合格できると信頼して取り組んできたのが結果に結び付いた」という声があります。
公認会計士の試験は決して簡単な試験ではありませんが、公認会計士専門学校や予備校を活用することで厳しい道も開けていきます。
公認会計士専門学校・予備校はたくさんあって選ぶのに迷うかもしれませんが、安易に決めるのは後悔のもと。
まずは資料やパンフレットを請求して比較検討し、オープンキャンパスにも必ず参加し、自分と相性の良い公認会計士専門学校・資格予備校を選ぶようにしましょう。