山口県で公認会計士試験の合格を目指して学習している人の中には、公認会計士専門学校や資格予備校などの受講を検討している人もいるでしょう。
独学で合格することも可能ですが、難解な問題をすべて一人で学習するのは困難なものです。
この記事では、山口県の公認会計士専門学校や資格予備校情報を紹介していきますので、自分に最適な公認会計士専門学校などを選ぶ際の参考にしてください。
山口県内の公認会計士事情
山口県は、広島県や岡山県、鳥取県、鳥取県とともに日本公認会計士協会中国会に属しています。
山口県では準会員を含め48の会員が登録しています(2021年3月31日現在)。
山口県の公認会計士は、企業会計の監査業務や企業内会計職などにつくほか、独立して事務所を開くなどさまざまな分野で活躍しています。
公認会計士として業務を行うには公認会計士試験に合格する必要があります。
しかし、公認会計士試験の難易度は非常に高いため、公認会計士専門学校や資格予備校などを活用しより深い知識をポイントを押さえて習得することがおすすめです。
公認会計士専門学校とは?
難易度の高い公認会計士試験に合格するためには、公認会計士専門学校や資格予備校などで基礎から応用までしっかりと知識を得るのがおすすめです。
高校卒業後の進学先として最適
公認会計士専門学校は、将来公認会計士になりたい高校生が高校卒業後の進学先として選択する際に適しています。
公認会計士専門学校では、科目ごとに専門の先生の指導を受けられることや、簿記初心者でもわかりやすく基礎から学べるなどのメリットがあります。
また、公認会計士専門学校によっては「教育無償化対象校」となっていることや、公認会計士専門学校独自の奨学制度を導入しているところもあるので、学費の面でも優遇される可能性があります。
社会人・大学生なら資格予備校がおすすめ
社会人や大学生は、平日の日中は仕事や大学などで忙しく公認会計士専門学校に通えないことがほとんどです。
そのため、公認会計士専門学校ではなく資格予備校での学習がおすすめです。
資格予備校は平日の夜間や土日に講義が受けられるものが多く、Web通信講座も充実しています。
仕事や大学と両立しやすい学習方法が選べるというメリットがあります。
では、山口県には公認会計士専門学校や資格予備校があるのでしょうか、次章から詳しい情報を解説していきます。
山口県内に公認会計士専門学校はゼロ!資格予備校のLECのみ
結論から申し上げると、山口県内に公認会計士専門学校は残念ながらありません(2023年4月現在)。
そのため、公認会計士専門学校以外の資格予備校などを活用することになります。
ただし、山口県には資格予備校の数も少なく、「LEC」1校のみとなっています。
選択肢がないのは残念ですが、LECの特徴について詳しい情報を解説していきます。
講座費用が安い
LECはほかの資格予備校と比較して講座費用が安いという特徴があります。
公認会計士講座は、一般的に短答式と論文式をまとめてひとつのコースとすることが多く、受講料が高額になりがちです。
しかし、LECでは短答対策には短答講座のみを、論文対策には論文講座のみを受講できるスマート価格の新プランを提案しており、必要なときに必要な講座のみを受講することが可能となっています。
会計士の合格実績もあり
LECでは具体的な公認会計士試験合格者数を公表してはいませんが、毎年多数の合格者を輩出しています。
公式サイトには、合格体験記が掲載されていますので、実際に受講して合格した人の感想を知りたい人は、一度チェックしてみると良いでしょう。
合格実績 | 非公表 |
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学科・コース(学費) | ・短答合格コース:27万8,000円 ・短答・論文合格コース:39万8,000円 ほか |
所在地 | 〒753-0814 山口県山口市吉敷下東3-4-7 リアライズⅢ |
通信コースもおすすめ
山口県には公認会計士専門学校がなく資格予備校もLECのみであるため、それ以外の方法を探している人もいるでしょう。
通信コースなら、充実した学習内容のところがありますので、おすすめの通信コース情報を紹介します。
CPA会計学院
「CPA会計学院」は、公認会計士試験において圧倒的な合格実績を誇っており、2022年度は606名もの公認会計士試験合格者数を輩出しています。
公認会計士試験の全合格者数の41.6%を占めています。
CPA会計学院では、本試験の出題内容を徹底的に分析し出題傾向が高い順にランク付けをしているので、効率的に学習をすすめることができます。
また「理解すること」に重点を置いているため、暗記を最小限に抑え、答えを導き出す力を付けることができます。
指導歴40年以上の経験豊富なベテラン講師や公認会計士試験を一発合格した講師などによる上質な講義を受講可能。
講義動画や講義音声データ、Webテキストなどのさまざまなデジタル教材を用いて学習できます。
CPA会計学院では申し込み前に無料体験講義が受講可能です。
合格実績 | 2022年度合格者数606名(2022/11/26現在) |
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コース・学科(学費) | ・【通信】2年速習コース(短答3回対応) :75万円 ・通信】2年スタンダードコース(短答2回対応) :72万円 ほか |
資格の大原
資格の大原は、公認会計士試験の一発合格を可能とするカリキュラムのもと学習をすすめていきます。
講師自らが作成監修したオリジナルのテキストは最新の試験内容を反映した内容に作成されています。
講師陣は高品質な講義を行うことはもちろん、受講生の不安を配慮したフォローをしてくれるので信頼度が高いという特徴もあります。
わからないところはオンラインや電話などで質問・相談が可能。忙しい人は質問専用サイトにメールを送信することもできます。
合格実績 | 2021年公認会計士論文式試験 大原生合格者397名、2021年公認会計士試験合格者数1,360名(2022年2月1日現在) |
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コース・学科(学費) | ・1.5年スプリング初学者合格コース:73万円~、 ・1年初学者合格コース:72万円~ ほか |
クレアール
クレアールの講義は、出題傾向の多い範囲に学習範囲を絞りこんだ「非常識合格法」が採用されており、忙しい人や学校・仕事と両立しながら学習する人に向いています。
「Vラーニングシステム」とともにクレアールの大きな特徴となっています。
また、クレアールの講義は1講義が30分にまとめているので、集中して学習に取り組めるうえ、計画的に学習をすすめることができます。
わからないことがあれば、毎日実施されている質問会で相談することも可能です。
ほかの通信講座と比較して学費が割安という特徴もあります。
合格実績 | 非公開 |
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コース・学科(学費) | ・2.5年セーフティコース:初学者65万円、 ・ハイスピード型 短答・論文トータルサクセスコース:初学者54万円 ほか |
まとめ
山口県には公認会計士専門学校がなく、資格予備校もLEC1校のみとなります。
そのため、通信コースも選択肢のひとつとなるでしょう。
通信コースなら山口県のように公認会計士専門学校などがない地域に住んでいる人でも受講しやすく、ライフスタイルに合わせた学習が可能です。