過去問の必要性
試験で一度出た問題は繰り返しでてこないので、過去問をやることは無意味だということをよく聞きます。
しかし、本質的理解や効率的学習の手段の観点からは過去問を利用した方が良いです。
たしかに資格予備校の答練も過去問等をベースとし、現在のトレンドを考慮して作られているので、それだけをやればいいと思いがちです。
それでも、実際試験に出た問題を取り組むことにより、「どこの分野を問われているのか」、「どのような聞かれ方をしているのか」というのを肌身で感じ自分なりの対策をとる必要があります。
資格予備校の先生方もこのようなことは言われると思いますが、実際にやらないと実感できないものです。
合格している人の多くは過去問分析を怠りません。
過去問の使い方
過去問をやる時期は早ければ早いほどいいです。
なぜなら、その時点での自分の実力と立ち位置を把握できるからです。
しかし、早すぎると習ってない論点があるので、上級期のはじめに一回さらっと見ておいた方がいいです。
わからない箇所も多いと思うのでしゃにむに解くのではなく、どこの論点が出ているか、どのような問われ方をしているかを抑えて、上級期のインプットに生かせるようにしましょう。
そうすることで問題意識を持ち、注意を向けることができるからです。
過去問は5年分ほど見ておくことをおすすめしますが、改正されている箇所もあるので注意してください。
タイミングとしては上級期のインプットが終わったら、時間を測って本試験をイメージして解いてください。
実際の問題に対峙することにより、自分の足りないところが分かったり、復習を効率的に行ったりできるからです。
過去問の入手方法
過去問はインターネットでは会計人コース等のホームページに掲載されており、また市販でも書籍として販売されています。
お金はかかりますが市販の場合は、改正等も考慮して作成されており、解説もあるので便利です。