平成28年度実施の短答式試験の結果まとめ
平成28年度の短答式試験も終わり、残すは論文式試験だけとなりました。
論文式試験の受験者は試験免除者等を含めて3138名と、昨年度の3086名を若干上回わりました。
受験者数も久しぶりに増加しており、就職難といったイメージが監査法人の採用枠の増加に伴い払拭されつつあるのかもしれません。
合格ラインは、平成27年度は得点比率に差がありましたが、今年は67%(Ⅰ回)と66%(Ⅱ回)と差がほとんどなく、合格者数も計1501名と昨年度と同じ水準となっています。
論文式試験の受験者数も昨年度と同じくらいのため、合格者数も1000名程度が予想することが可能です。
本試験まで残された時間を有効活用しながら、最後のラストスパートを頑張ってください。
詳細:第 Ⅰ回短答式試験
合格者数:863人(総点数の67%以上を取得した者)
願書提出者数 | 7,030人 |
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受験者数 | 5,479人 |
平均得点比率 | ||
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総合 | 47.7% | |
科目別 | 財務会計論 | 49.9% |
管理会計論 | 45.9% | |
監査論 | 46.4% | |
企業法 | 47.4% |
詳細:第 Ⅱ 回短答式試験
合格者数:638人(総点数の66%以上を取得した者)
願書提出者数 | 7,968人 |
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受験者数 | 4,740人 |
平均得点比率 | ||
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総合 | 46.0% | |
科目別 | 財務会計論 | 43.8% |
管理会計論 | 48.0% | |
監査論 | 48.4% | |
企業法 | 45.9% |
平成28年度実施の論文式試験の結果まとめ
2016年11月11日に公認会計士論文式試験の合格発表が行われました。
願書提出者10,256のうち、論文式試験を受験した人は3,138名で、実際に答案を提出した人は2,790名となっています。
合格者数は、1,108名と前年度に比べて57名増加となりました。
合格者数が増加したのは実に9年ぶりのことであり、企業や監査法人の採用が回復傾向にあることから受験者数が増加したことも要因となっているようです。
近年は、公認会計士の人材不足が問題となっており、今後も合格者数が減少することは考えにくく、現状維持か微増が期待できます。
とは言うもののかつては4000名を超える合格者を出していた時代を鑑みると、合格率は10.8%とまだまだ難易度は非常に高いです。
受験者数 | 3,138人 |
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合格者数 | 1,108人 |
合格者の最高年齢 | 67歳 |
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合格者の最低年齢 | 19歳 |
合格者の性別 | 男性872名、女性236名 |
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合格者の最終学歴 | 大学(短大)卒業以上が616名 ※構成比55.6% |
合格者の職業 | 会社員70名 ※構成比6.3% |