令和2年(2020年度)に実施された公認会計士試験の短答式・論文式試験の合格結果をまとめています。
受験生や公認会計士に興味がある方は難易度や合格者の統計データを参考にして対策を練りましょう。
令和2年(2020年)の公認会計士試験結果まとめ
詳細:第Ⅰ回短答式試験
合格者数:1,139人(総点数の57%以上を取得した者)
願書提出者数 | 9,393人 |
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受験者数 | 7,245人 |
平均得点比率 | ||
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総合 | 38.9% | |
科目別 | 財務会計論 | 33.8% |
管理会計論 | 34.5% | |
監査論 | 48.2% | |
企業法 | 44.2% |
詳細:第Ⅱ回短答式試験
合格者数:722人(総点数の64%以上を取得した者)
願書提出者数 | 9,383人 |
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受験者数 | 5,616人 |
平均得点比率 | ||
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総合 | 46.1% | |
科目別 | 財務会計論 | 43.7% |
管理会計論 | 46.0% | |
監査論 | 52.2% | |
企業法 | 43.5% |
令和2年(2020年)論文式試験の結果まとめ
論文式試験受験者数 | 3,719人 |
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合格者数 | 1,335人 |
合格者の最高年齢 | 61歳 |
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合格者の最低年齢 | 18歳 |
合格者の性別 | 男性1,007名、女性328名 |
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合格者の最終学歴 | 大学(短大)卒業以上が672名 ※構成比50.3% |
合格者の職業 | 会社員95名 ※構成比7.1% |
2020年度の公認会計士試験の発表が実施されましたが、今回は前年度より2名減少した1,335名の合格者が誕生しています。
新型コロナウイルスの影響もあり、第二回短答式・論文式試験が延期となるなどの混乱もありましたが、例年通りの合格者数でした。
なお、論文式受験者数3,719名のうち、欠席者は410名いるので、やはりコロナで受験を見送った人は多数いたことが分ります。
合格者のデータを見てみると女性の合格者が若干増加。
また、職業別合格者数をみてみると、学生が740名と合格者の55%を占め、次に専念組であろう無職16%を占める結果という結果になっており、社会人は7.1%と働きながら合格が難しいことが分ります。
2021年度は本年の試験日程が新型コロナウイルスの影響で延期されたことで、短答式試験は5月実施の1回のみの点に注意。
コロナ不況も叫ばれていますが、公認会計士の人材不足はまだまだ解消されておらず、引き続きニーズの高い職種であるので、合格を目指して勉強に集中しましょう。